教えてあげたのに迷惑がられる!?教えて感謝される教え方

■教えたがる人は多い

リクルートが運営しているエンジニアに向けたサイトであるTeck総研
そのTeck総研がエンジニアの向けて行ったアンケート結果です。

「人に物事を教えるのが好きですか?」
という問いに対して、
エンジニアのおよそ4人に3人は「好き」と答えています。

これはエンジニアに向けてのアンケートですが
エンジニアではなかったとしても教え好きはいますよね。

あなたはいかがですか?
自分は教え好きだと思いますか?

もちろん、
相手のためを思って教えることは
悪いことではありません。

仕事上の部下や後輩であれば
それもあなたの責任であり仕事でもあります。

しかし、
その教え方や教えすぎによって相手に悪い影響を与えたり
実は嫌われることになっているかもしれません。

自分を振り返ってみて
「そういえば、つい教えたがってるかも」
と思われた方はちょっと注意が必要です。

■教えたのに迷惑がられる?

今回のエンジニアに対するアンケートでは
教えたがるエンジニアに対して
非エンジニア系の人がどう感じているかを言うと

・1つ聞いたら、10個かえってくる
・説明が長い
・そこまで詳しく教えてくれなくてよい。

という回答が見られました。

あなたも人から教わった時に
そういった感情を抱いたことはないでしょうか。

そういう相手には、

あまり聞きたくないな。
別の人にしよう。

そんなことを思った経験があるかもしれません。

しかし、その一方で

・親身になって相談に乗ってくれる。
・一から十まで教えてくれる
・親切丁寧

といった回答もありました。

さて、この差はいったい何でしょうか。

■相手を見ているかどうか

わからない相手に批判的なことをいう
相手を下に見るなど
伝える姿勢の問題。

説明が下手でわかりにくい
相手の知識レベルに合わない説明など
伝える技術の問題など要素はいろいろあります。

しかし、一番の原因は
相手のニーズを理解していないということです。

わからないことを聞かれたり
相談されたとき、親切心からつい沢山の情報を与えがちです。

聞かれてもいないことまで教えようとする
今関係ないことまで教える
といったことをしてしいないでしようか。

もちろん、親切な気持ちは大切なことです。

しかし、教えるときには
相手が望んでいることは何か
今それを知りたがっているか
相手に必要なことか

に目を向ける必要があります。

相手が望んでいないとき、「時間がないとき
または、理解度がや興味が低いときに
沢山の情報を伝えれば相手にとっては迷惑。

また、混乱するため
結果的に教えたことも記憶に残りません。

しかし
相手がそれを望んでいるのであれば
教えたことは記憶に残り
親切丁寧という評価になるわけです。

教えるときには相手が望んでいるかを見極める。
それができるかできないかで相手からの評価が変わるのです。

■相手が必要としていることだけを伝える

そのために何をすればよいか。

まず、質問に対して
「その問題を解決する結論」
だけを伝えてください。

結論だけです。詳しい理由はいりません。

もし、詳しい理由が知りたければ
相手も聞いてくるでしょう。

そして、そのあとに
「他には?」「あとは大丈夫?」
といった質問してあげてください。

また、
相手が困っていることに気づいたが
質問してこないときには
はじめに「何にこまってる?」
と問いかけてあげてください。

それに対してまずは結論だけ答え
その後、質問によって相手の理解度や
ニーズを知ったうえで伝えてください。

こうして
相手が聞きたがっていることを探りながら教える。

そうすることであなたの「教えたがり」は
相手にとって頼りがいがあり、親切丁寧
という評価になります。

やってみてください。

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