自分のキャリアを気軽に考える場を提供したい

私がこの活動をはじめたのは、自分らしい活動をしながら充実した毎日を送れるようになるための学びの場を作りたいと考えたからです。

そのきっかけとなったのは、厚生労働省が公表している「能力開発基本調査」を目にしたことでした。

もっと、良くしたい。自分自身の職業人生に自信と責任を持ちたいと考えているのに、そのための行動に移せずにいる労働者が少なくないと感じたのです。

同調査の個人調査で「向上させたい能力がある」と答えた労働者89.5%。約9割の労働者が自身のスキルを向上させたいと考えている。また、「自分で職業設計を考えたい」という労働者は65.7%となっています。

行動に移せず一歩を踏み出せないでいる

しかし、職業能力を向上させ、自らの職業設計をするためのカギとなる自己啓発をした労働者の割合29.8%と労働者の3分の1ほどにとどまっていいます。

その理由として、仕事・家事に忙しく時間がない。費用が掛かりすぎるといった時間とお金の問題。そして、自分の目指すべきキャリアがわからないなどがあげられています。

もっと、良くしたい。自分自身の職業人生に自信と責任を持ちたいと考えているのに、そのための行動に移せずにいるという現状です。

始めるきっかけにしてほしい。

その現状を知った時。これまで私が個人で仕事をされている方や小規模の経営者の方に行ってきた、自分自身がすでに持っていう価値に気づき、理想とする未来を描き、そのために何をしていくのかを決め実現に向けて前に進むことをサポートしてきたノウハウが役に立てるのではないかと想い、この活動を始めました。

現在、キャリアコンサルティングの推進、セルフキャリアドック等、労働者が自発的なキャリア開発をするための制度や取り組みがなされています。

しかし同調査では、キャリアコンサルティングを受けた経験がある労働者は全体の12%と1割程度です。まだ一般的とは言えないというのが現状です。

また、多様な働き方が実現できるよう働き方改革の推進も本格化し、それ以外にも様々な制度や取り組みがなされています。

こうした政府や企業の取り組みが生かされるには、労働者が自己啓発に取り組むきっかけを作り、自己理解と長期的なキャリアを考えることで労働者の自発的な姿勢を作ることが大切だと考えています。

オンラインを活用することで、忙しい労働者でも参加できる。気軽に参加できる。そして、家庭でも職場でもない純粋な気持ちで自身の未来を考える場を提供することで、自分のキャリアを考えるきっかけとなり、誰もが自分らく活躍する社会が実現できるよう、この活動をしています。